2024.11.10

 沖縄・琉球弧の声_連続講座第5回は、10月27日(日)に石垣市健康福祉センターで開催されました。会場参加者は41名、オンライン参加者は27名でした。

 当日のビデオは近日中に YouTube で配信する予定です。

   配付資料は以下のリンクで見ることができます。 

https://drive.google.com/drive/folders/18sR5TEaG8Y2vJ0balq27P4nVjhgfPWdm?usp=sharing


メディアは全ての人権のため、隠された真実を暴け!

 

沖縄・琉球弧の声_連続講座第5回(石垣市)

自衛隊配備と島々の暮らし・平和・環境

 

 沖縄・琉球弧の声を届ける会は、連続講座の第5回を石垣市で開催します。「歩いて・みて・考え」、自衛隊基地建設による生産基盤・自然環境の悪化、経済環境の変化、地域の文化継承や戦場化への不安を共有し、私たちに何ができるのか考え行動につなげる学習会を企画しました。

 日本政府は、2015年に安保法制を成立させ、その後、琉球弧の島々に次々に自衛隊基地を建設し、地対艦・地対空ミサイル部隊、電子戦部隊等を配備しました。21年には「土地規制法」を成立させ、翌年「敵基地攻撃」を可能にする安保関連3文書を閣議決定し、琉球弧周辺で有事を想定した大規模な日米合同演習を毎年実施しています。

 宮古・八重山諸島では、自衛隊が民間の港湾や空港を使い、公道でのミサイル搬入、戦車の通行、部隊の歩行訓練などが住民の同意がないまま強行されています。「有事」を想定し、島々から九州への「避難」も計画されています。これは、島の住民が自分たちの暮らしを失い、見知らぬ場所での人生のやり直しを強制されることで、人々に深刻な不安をもたらし、まるで戦争前夜を想起させる状況です。

 宮古・八重山諸島で強行されている軍事化に抗するため、皆さまとともに考え行動したいと思います。

 ぜひ、ご参加下さるようお願いします。

  

 

<クリックして拡大>
<クリックして拡大>

シンポジウム「自衛隊配備と島々の暮らし・平和・環境」 

  

  開催日:10月27日(日)

      10:00~15:30(12:00~13:00休憩)

  会 場:石垣市健康福祉センター2階視聴覚室

      (沖縄県石垣市字登野城1357番地1)

  主 催:沖縄・琉球弧の声を届ける会

  共 催:石垣島の平和と自然を守る市民連絡会

  協 賛:ミサイル基地いらない宮古島住民連絡会

      いのちと暮らしを守るオバーたちの会

      基地いらないチーム石垣

      与那国島の明るい未来を願うイソバの会

 

会場参加は予約不要、資料代500円、参加費は無料です。

オンライン参加は、事前申込が必要です。

お申し込みは    ⇒ https://ryukyus.peatix.com/

お問い合わせは ⇒ okinawaryukyuko@gmail.com

 

*10月26日(土)のフィールドワークについてはチラシ裏面をご覧下さい。

<クリックして拡大>
<クリックして拡大>

 

プログラム

●午前 司会:桜井国俊沖縄・琉球弧の声を届ける会共同代表)

 開会挨拶

  与那覇恵子(沖縄・琉球弧の声を届ける会共同代表)

  上原 秀政(石垣島の平和と自然を守る市民連絡会共同代表)

 地域報告

  嶺井 善:石垣の自衛隊問題と生活・歴史から学ぶもの

  上里清美:宮古の自衛隊問題と下地島空港

  小嶺博泉:果ての島から見る国境防衛政策

●午後 司会:平地ますみ(いしがき女性9条の会)

 基調講演

 砂川かおり(沖縄国際大学准教授)

    南西諸島の軍事要塞化に係る環境アセスメントの課題

 総合質疑:各地の闘いと意見交換

      登壇者:小嶺博泉、嶺井善、桜井国俊、上里清美、

          砂川かおり、平地ますみ(司会)

 閉会挨拶 宮良純一郎(石垣島の平和と自然を守る市民連絡会)

 

報告・講演の内容

嶺井 善(みねい まさる)おもと公民館館長

 「琉球処分」、沖縄戦、戦後の米軍支配。マイナスゼロから於茂登岳中腹を開墾し、平和で豊かな自然環境を生かして生産の場にしてきた。そこに、環境アセス逃れの自衛隊駐屯地が強行され、今さらに拡張がされようとしている。

 

上里清美(うえざと きよみ)ミサイルいらない宮古島住民連絡会共同代表

 中国が攻めてくるかもしれないから守る為だと陸自ミサイル基地が配備された。住民は軍事要塞化の進む島で、捨て石にされる不安で未来が見えない。説明の無いままに進む軍事化と観光地化が同時進行する島で住民はどう生きればいいのか?

 

小嶺博泉(こみね ひろもと)元与那国町議員

 自立・自治・共生を基本理念策定した「与那国・自立へのビジョン」。アジアとの“交流拠点”として島を発展させる。防衛費を増やせば疲弊だけ。日本のやるべきことは農業の振興だ。島の人々を、島のなりわいを守りたい。

 

砂川かおり(すながわ かおり)沖縄国際大学准教授

 環境影響評価法や沖縄県環境影響評価条例は、事業の実施時期や事業規模、事業主体等の意図的な操作によって、南西諸島の自衛隊基地建設において環境アセスメント逃れを可能にしている。この問題に対してどのような取り組みが可能か?


賛同団体

泡瀬干潟を守る連絡会、NPO法人奥間川流域保護基金、沖縄環境ネットワーク、沖縄平和市民連絡会、嘉手納ピースアクション、基地・軍隊を許さない行動する女たちの会、ジュゴン保護キャンペーンセンター、日本ジャーナリスト会議、日本ジャーナリスト会議沖縄、ノーモア沖縄戦命どぅ宝の会、普天間基地爆音訴訟団、ヘリ基地反対協議会、ミサイル配備から命を守るうるま市民の会、有機フッ素化合物(PFAS)汚染から市民の生命を守る連絡会