沖縄・琉球弧の声を届ける会 連続講座 趣意書

 

 メディアはすべての人権のため、隠された真実を暴け!

 ~「新たな戦前」に直面する沖縄・琉球弧の島々の真実を!~

 

 主催:沖縄・琉球弧の声を届ける会

 共催:沖縄大学

 

 現在、沖縄・琉球弧の島々には、次々と自衛隊基地やミサイル基地が建設または計画され、武器弾薬が運びこまれています。またそれにより、人々の日常の暮らしは奪われ、豊かな自然は破壊され、生きものたちも生きる場所を奪われています。加えて、日中政府関係の悪化傾向及び台湾有事の強調から軍事シミュレーションが行われ、日本全体が「新たな戦前」とも言われています。とりわけ沖縄・琉球弧はその最前線として多大な危険の中にあります。

 ところが、日本のメディア、特に本土のメディアは、この沖縄・琉球弧の深刻な現状を伝えていません。本来メディアはその使命として「ウオッチドッグ」の役割を果たし、再び戦争のために筆を取らず、真実の報道を通じて平和を守り、表現の自由を守ることで民主主義に寄与すべきものと考えます。その任務を考えた時、今現在沖縄・琉球弧で起きている現実をしっかりと伝えるべきだと思います。

 折しも今年は「世界報道の自由デー30 周年」にあたります。ユネスコが掲げたテーマは、「権利の未来を形作る:他のすべての人権の推進力となる表現の自由」というもので、表現および報道の自由は、すべての人権を保障するための原動力であり、私たちの権利が保護され享受できる未来を切り拓くことを目指しています。

 このユネスコ声明に呼応して、ここ沖縄・琉球弧から、不条理に満ち、許しがたい沖縄の現状を日本国内及び世界に向けて発信していきたいと考え、「沖縄・琉球弧の声を届ける会」を立ち上げ、以下のようにシンポジウムを企画いたしました。 

 

タイトル「メディアはすべての人権のため、隠された真実を暴け!

 ~「新たな戦前」に直面する沖縄・琉球弧の島々の真実を!~

 

 日 時:2023 年 11 月 12 日(日)13:30~17:30(開場 13:00) 参加無料

 場 所:沖縄大学 3 号館 101 教室、別でオンライン参加可能

 

 皆様には、シンポジウムの趣旨にご賛同賜りますなら、「沖縄・琉球弧の声を届ける会」にご参加頂き、沖縄の平和と自然と生き物を守るために共に立ち上げって頂けますようお願い申し上げます。 それがひいてはアジアの平和や世界の平和を守る一つのきっかけとなれれば幸いと思っております。

 

注)世界報道自由デー(World Press Freedom Day)は 5 月 3 日です。1993 年 12 月 20 日、国連総会決議第 48/432 号により設けられました。

 

沖縄・琉球弧の声を届ける会 

 共同代表:伊波義安・桜井国俊・丹原美穂(2024年1月に伊波義安は与那覇恵子と交代しました)

 連絡先:桑江直哉、電話番号:090-6868-6232


ご寄付・カンパのお願い

 

沖縄・琉球弧の声を届ける会

 

メディアはすべての人権のため、隠された真実を暴け!

~「新たな戦前」に直面する沖縄・琉球弧の島々の真実を!~

 

 私たち「沖縄・琉球弧の声を届ける会」は、11月12日の沖縄大学でのシンポジウムにおいて、国内のみならず世界に、沖縄・琉球弧の島々での軍事基地やミサイル基地建設の深刻な現状を発信したいと熱意を持って臨んでおります。詳しくはシンポジウムのチラシをご覧下さい。

 また、今回のみで終わらず連続シンポジウムとして継続し、私たちの暮らしや自然の破壊を止め平和を守ることができるよう、諦めることなく続けていきたいと思っています。

 結成したばかりの会で、まことに恐縮ではございますが、資金面でのご支援も賜れないかとお願いいたします。

 なお、ご寄付・カンパの振込口座は、当分の間「沖縄環境ネットワーク」の郵便振替口座を使わせていただきます。

 皆様のお志を無駄にすることなく、シンポジウムを成功させていけるよう一同力を合わせていく所存です。どうぞよろしくお願いいたします。

 

ご寄付・カンパ振込先

 

①郵便振替

  口座番号:02010-9-20132 

 加入者名:沖縄環境ネットワーク (通信欄に「琉球弧の声へ寄付」とご記入願います)

 

②Peatix(Webからオンラインで寄付できます)

  下記のPeatixサイトから「チケットを申し込む」をクリックし、(寄付付き)オンライン参加チケットまたは(寄付付き)会場参加チケットを選択することで、ご寄付いただくことができます。その際、Peatixのアカウント作成が必要です。支払い方法については、クレジットカード/コンビニ決済/PayPal/銀行口座振替が選べます。

 Peatixサイト : https://ryukyusvoice.peatix.com/view

 

③銀行

 沖縄銀行 泡瀬支店(310)口座番号:1941039

 加入者名:沖縄・琉球弧の声を届ける会

      オキナワリュウキュウコノコエヲトドケルカイ

 

沖縄・琉球弧の声を届ける会

 共同代表 伊波義安・桜井国俊・丹原美穂(2024年1月に伊波義安は与那覇恵子と交代しました)

 連絡先 090-6868-6232(桑江)

 メール:okinawaryukyuko@gmail.com

 


【転送歓迎】

2023年11月3日

沖縄・琉球弧の声を届ける会

 

 皆さま、

 私たちの目的は、沖縄・琉球弧の市民の声を世界に発信することです。現在、日本政府は「台湾有事」を強調し、台湾と中国に近い琉球弧の島々に、自衛隊基地やミサイル基地を次々に建設しています。米軍基地および米軍と一体化して中国に対峙する政策を実行するためです。

 これに対して、琉球弧の島々では「再び沖縄戦を繰り返すな!」という住民・市民の声が大きくなっています。各地で市民団体が結成され、軍事化と戦争に反対し、平和と人権を守り、安全な生活、豊かな自然を求める運動がますます活発になっています。沖縄戦では、1944年から45年までの民間人犠牲者は12万人以上であり、軍人の約10万人を上回っています。私たちは、この事実を忘れてはなりません。

 しかし、このような「新たな戦前」とも言うべき沖縄・琉球弧の軍事化の現状を、日本本土のメディアはほとんど報道せず、海外でも知られていないのです。国際的には「台湾有事」についての関心が高まっているのにも関わらず、日本からの発信があまりに少なすぎます。

 そのため、私たちは、沖縄の市民の声を日本本土や海外のメディアや団体、市民の皆さんに届けるため、連続講座を開催します。その第1回を、来る11月12日(日)に沖縄大学で開催し、オンラインで日本本土や海外へも発信します。また、前日には、沖縄島の軍事基地を巡るパスツァーを実施します。

 詳細は、下記のチラシに記載されています。多くの方々が関心を持ち、参加されることを期待しています。どうぞよろしくお願いします。

 

■チラシ(11/12)⇒ https://info200921.wixsite.com/ryukyusvoice

・オンライン参加は上記サイトで事前申込みが必要です。

・会場参加は事前申込みが不要で先着100名までです。

・上記サイトでご寄付を募っています。

■バスツアー(11/11)

8:00県民広場出発⇒那覇軍港予定地⇒普天間飛行場⇒嘉手納基地⇒辺野古新基地⇒北部訓練場・返還地⇒19:00県民広場着 参加申込みは真喜志好一(090-3796-5404)まで

 

沖縄・琉球弧の声を届ける会(共同代表:伊波義安・桜井国俊・丹原美穂)

 連絡先 090-6868-6232(桑江) メール:okinawaryukyuko@gmail.com

(2024年1月に伊波義安は与那覇恵子と交代しました)


20240209 署名・拡散をありがとうございました。 国土交通大臣 斉藤鉄夫様宛に郵送いたしました。

      賛同署名数は894名でした。

 

緊急声明(20231229)

 

  国土交通大臣

   斉藤鉄夫 殿

 

国の設計変更申請承認代執行に強く抗議する

 

2023年12月29日

沖縄・琉球弧の声を届ける会

 

 日本国憲法第8章は地方自治を保障し、地方自治法は国と地方は対等であるとの原則を謳っている。それは、沖縄に引き付けて言うならば、沖縄の未来は沖縄が決めるということである。そして沖縄県民は、直近三度の知事選で辺野古新基地建設に反対する知事を選出し、2019年に実施された県民投票でも新基地建設反対の意思を明らかにした。玉城知事は、この民意を踏まえ防衛省が出した辺野古新基地の設計変更申請を承認しないできた。民意に沿った行政を行なうことが公益であると玉城知事は判断していたからである。

 ところが貴職は、昨日2023年12月28日、防衛省の設計変更申請を県に代わり承認した。地方自治法に基づく史上初のこの代執行は、沖縄の民意を踏みにじる暴挙であり、憲法が謳う地方自治の理念に明らかに反する。この暴挙は、悪しき先例となってあらゆる地方自治の取り組みを侵害する恐れがあり、絶対に容認できないものであり強く抗議する。

 貴職が代執行を行なう根拠としたのは12月20日の福岡高裁那覇支部の判決であるが、福岡高裁判決は代執行の三要件の一つである公益侵害の要件の審査において沖縄県が主張する民意の尊重という公益に全く配慮しておらず認められない。また福岡高裁判決は、国土交通大臣が地方自治法に基づき知事への是正の指示を行なうことは適法と判断した9月4日の最高裁判決を根拠としているが、この最高裁判決は、防衛省の設計変更の内容が公有水面埋立法第4条が定める免許基準を満たしているか否かについての実態的審査を全く行なっておらず、それ自体が欠陥判決である。すなわち貴職が行った代執行は、司法による誤った判決に基づくものであり、法的根拠を欠くものである。

 私たちが暮らす沖縄は、国土面積のわずか0.6%を占めるに過ぎないのに米軍基地の70%が集中している。このこと自体異常であるのに、それに加えていま沖縄・琉球弧の島々では、「台湾有事」は「日本有事」だとして次々と自衛隊基地の整備、敵基地攻撃能力を持つミサイルの配備が進められている。この地域に暮らす人々は「新たな戦前」を実感し、沖縄戦の再来を恐れている。しかし沖縄・琉球弧に暮らす人々のこの危惧の念が、あまりにも日本本土には伝わっていないように思われてならない。

 私達「沖縄・琉球弧の声を届ける会」は、沖縄と本土の間に存在するこの危機意識の大きな溝を埋めるために本年7月に発足した団体である。国による代執行という今回の暴挙を座視するならば、日本の未来はない。あらゆる機会を捉えて日本全国に抗議の声を広げていく所存である。これから広がる全国からの抗議の声を背景に改めて国の暴挙に強く抗議する。


集会声明(20231112)

 

「ロシアとウクライナ」および「イスラエルとパレスチナ」の

即時停戦を強く求めます

 

 私たちは今、「ロシアとウクライナ」および「イスラエルとパレスチナ」の2つの大きな戦争を目の当たりにしています。

 去年2月に始まったロシアによるウクライナ侵攻では、今もミサイルや戦車の攻撃が続き、双方の死傷者は50万人を超えるといわれています。それにもかかわらず、戦争が終わる様子がみられません。

 また、10月7日に始まったハマスの奇襲により、イスラエルでは1,400人が死亡し、イスラエルの報復攻撃では、パレスチナ自治区ガザでの死亡者数は1万人を超え、その40%超が子どもであると報道されています。

 生活の場である町の破壊、数多くの住民の死傷者、泣き叫ぶ人々、祖国を後にして逃れる人々を見るにつけ、心が張り裂ける思いです。

 かつて沖縄戦では、1944年~45年の民間人犠牲者は12万人以上であり、兵士の約10万人を上回りました。日本は「新たな戦前」をむかえたといわれる中、その最前線にある沖縄・琉球弧では、島々に米軍基地・自衛隊基地が次々と造られ、ミサイル配備が急速に進みつつあり、戦争への道を肌身で感じています。

 日本で唯一の地上戦である沖縄戦を経験した私たちは、「命どぅ宝」の思いはひときわ強いのです。私たちは、現在続いている2つの戦争でお亡くなりになった方々に深い哀悼の意を表するとともに、多くの人々の命を奪い、家族を引き裂き、生活の場を破壊するこれらの戦争の即時停戦を強く求めます。

 

2023年11月12日

沖縄・琉球弧の声を届ける会シンポジウム

参加者一同